OSMOS技術を事例を用いて分かりやすく解説しています。
OSMOS技術は、構造物の相対変位を光ファイバーセンサーにより計測し、モニタリングする技術として、国土交通省運営のNETIS(新技術情報提供システム)にも登録しています。
NETIS登録NO.KT-000059
概要と計測原理
・光学ストランドによる構造物のモニタリングシステム(OSMOS:Optical Strand Monitoring System)は、光ファイバーをセンサーとして利用し、2点間の相対変位を高精度に静的・動的にそして安定して測定する方法です。
・測定には、赤外線が光ファイバーの曲がり部において漏洩し、通過する赤外線の強度が変化する「マイクロベンディングの「原理」を利用しています。
OSMOSの特徴
OSMOSは以下のような特徴を有しており、構造物の維持管理、健全度診断、施工管理をはじめ、各種の情報化管理に適しています。
従来型モニタリングシステム
トンネル坑口付近にサイトボックスを設置し、電話回線により遠隔地からトンネルの変状監視を行います。計測値が管理基準値を超えた場合、警報を指定の場所に通報します。
新モニタリングシステム
各種センサを組合せ、構造物の維持管理に最適な指標データ(歪み、ひび割れ、傾斜等)を計測します。
計測データは最適なネットワークで通信され、管理者が各自のコミュニケーション端末(PC、タブレット、携帯電話等)を使用して、対象構造物の状態を監視することができます。
- メンテナンスコストの低減
- 事故の確実な防止