OSMOS(オスモス)光学ストランドセンサによる構造ヘルスモニタリング

国土交通省新技術NETIS 登録番号:KT-200126-A
点検支援技術性能カタログ 技術番号:BR030056

施工実績

既設PC桁の耐荷力評価-載荷試験時のひずみ計測

概要

施工場所
奈良県
構造物
PCポストテンション単純I桁橋
実施時期
2020年
モニタリングの目的
当該橋梁では、PC鋼材の露出・腐食・グラウト充填不良、遊離石灰、等の損傷が確認されたことにより大型車の通行規制が実施されていた。今後の供用を行う上での補修・補強や架け替えの必要性を判断するための耐荷力を確認するため載荷試験を実施することとなった。耐荷力評価の手法としては、荷重車載荷によるひずみ計測が実施された。
モニタリングシステム
バッテリー駆動で即時対応性があるため山間部の橋梁のモニタリングにも最適である、無線式LIRIS(リリス)の光ファイバ変位センサが採用された。
LIRISセンサは、小さなアンカーで設置できるため、既設橋梁のコンサートに損傷を与えることなく設置できる。
また1m間の平均ひずみを計測するために、局部的なひずみではなく桁に作用する平均的な変位量をマイクロオーダーで計測できる。

利用システム : 無線式LIRIS OS(光学ストランドセンサ)
結果・管理者のメリット
荷重載荷試験時の主桁下フランジの引張ひずみおよびウエブ上部(ハンチ部下)の圧縮ひずみを計測することができた。
載荷試験結果により、現状においても十分な耐荷力が確認され、この結果を受けて今後の補修補強計画が決定された。

実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)

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