OSMOS(オスモス)光学ストランドセンサによる構造ヘルスモニタリング

国土交通省新技術NETIS 登録番号:KT-200126-A
点検支援技術性能カタログ 技術番号:BR030056

施工実績

道路橋プレキャストPC床版継手部の連続モニタリング

概要

施工場所
福島県
構造物
鋼4径間連続鋼鈑桁橋
実施時期
2017年ー2018年
モニタリングの目的
道路橋の更新工事では、損傷が著しいRC床版を撤去し、耐荷力・耐久性に優れるPC床版への取替工事が行われる。道路交通への影響を最小限にするためにプレキャスト床版を採用されるケースが一般的となっているが、プレキャスト床版には現場の継手部が必要となるため、その部位への設計・施工上の配慮が必要となる。
当該橋梁にて採用されたPC連結継手部の機械的特性を調査するため、OSMOS光学ストランドセンサにより約1年間の連続モニタリングを実施した。
モニタリングシステム
PC連結継手部間の挙動を確認するため、取扱い性とあわせてコストの観点から無線式LIRIS OSセンサが採用された。
また比較検証のため、プレキャスト床版の一般部およびRC継手部などを含む複数個所にセンサを設置した。

利用システム : 無線式LIRIS OS(光学ストランドセンサ)
結果・管理者のメリット
・プレキャスト床版の一般部と継手部それぞれに無線式光ファイバセンサを設置し,約一年間変位計測を実施した結果、安定した計測値を得ることができた。
・計測結果から、プレキャスト床版の継手部において、過大なひずみの発生などは確認されなかった。
・一方で、RC ループ継手部とPC 連結継手部では変位量が若干異なることがわかった。継手部の構造的な変化を検知できる可能性があることが示唆される。

実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)

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