橋梁
アーチ橋の腐食した吊材の取替工事における張力管理モニタリング
- モニタリングの目的
- サザンゲートブリッジは1993年に供用開始された鋼単純ローゼ桁橋で、石垣市街地と人工島「南ぬ浜町」を結ぶ重要な交通インフラ
2017年の点検で吊材の継手部に腐食損傷や疲労き裂が確認され、2019年に損傷の大きい3本を先行して取替え
2020〜2021年の詳細調査で、残り15本の吊材も2024年に取替え
吊材の軸力管理に光学ストランドセンサ(LIRIS)を用いたモニタリングを実施 - モニタリングシステム
- モニタリングには、自立型無線式システムLIRIS OSが採用された。
本センサシステムは、内臓バッテリーで稼働するため別途での電源確保が不要であり、吊材への設置にはネオジム磁石を使用するため容易に取り付け可能である。
また、光ストランドセンサは長尺センサ(1m)であるため、吊材の平均的なひずみの計測が可能である。 - 結果・管理者のメリット
- OSMOS社のICT・IoT技術を活用し、遠隔モニタリングとクラウド管理を実現。
吊材の設置・撤去時におけるひずみ量の計測により、軸力の精密な管理を実施。
計測結果から、新設吊材の導入軸力は既設吊材とほぼ同等であることが確認され、施工の精度が高いことが証明された。
国内実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2025年4月)
実績集計
橋梁:157件 / トンネル:25件 / 建築:15件 / 斜面・擁壁:13件
港湾:7件 / 船舶:5件 / ダム:4件 / 河川:3件 / その他:11件






